4月29日からの
大阪高島屋「空海と高野山1200年」をテーマでの展覧会
若宮隆志さんと竹と漆による「工芸の融合」2回目のコラボレーション展
作品紹介その3
「投華得仏 とうげとくぶつ」
弘法大師の法号は「南無大師遍照金剛」です。この法号となった理由は、投華得仏という儀式に由来しています。
真言密教において投華得仏とは、信者になるにあたり自らの守り本尊となる仏を決める儀式です。目隠しをして曼荼羅の上に華を投げ、その華が落ちたところに縁のある仏様がおられるとされます。目隠しをした弘法大師が金剛界・胎蔵界の敷曼荼羅に導かれ、投華得仏に臨まれました。すると、何度行っても大日如来に落下するという縁があったところから、「南無大師遍照金剛」の号を授けられたのです。
竹作品は 大日如来をイメージして制作。
高蒔絵は投げ込まれた蓮の花です
若宮さんから完成した作品を送られてきたとき
梱包を開けると、ドキッとしました。蓮の花がきれいでした。
Photo by Tadayuki Minamoto