銀閣寺で『美を守る人たち』という講座をさせて頂きました
世界遺産の場所で、竹工芸というものを紹介させて頂ける機会を
得て大変有意義でした




銀閣寺の敷地内にある竹は『銀閣寺竹』といいます
なかなか銀閣の竹は切れないのでかなり興奮しました
一般の方は、なかなか竹を切ることを見る機会はないと思うので
ぜひ一度見て頂きたいという思いもあり
竹林で竹を切りました



その後は研修道場にもどり
竹工芸と葛編について、パワーポイントにて
お話しさせていただきました。
来られる方は、大変文化度も高く
良い交流をさせて頂き、有意義な時間でした




工芸は今、とても厳しい時代を迎えています
西洋の様式が入ることにより
日本古来からある、文化は失われようとしています
日常には竹製品が存在しなくなり
花籠やお茶道具もまた使われることが少なくなってきました
そんな中、私たち竹作家は
竹の素晴らしさを、多くの方に伝える必要があります
竹は日本にしかないアートです
その技術は世界に誇れるものがあります
それを私たち日本人が再認識する必要があると思います
竹林はとても美しいです
その美しい竹林は、ほっておくととても荒れてきます
今全国の竹林が荒れています
美しい竹林を守るには
私たちが、竹を切り、使用しなくてはいけません
竹という日本の文化を守るためにも
私たち作り手は、伝統の技を守らなくてはいけません
そして新しい挑戦をし、竹を進化さえていかなくてはいけません
そして
人に竹の素晴らしさを伝えていく必要があると思います
全く同感です。私はいつも生活の中の竹の復権のために何かできないかといつも、考えています。どう、魅力を提案して行けば良いのか。今までにはない何か。今は気持ちばかりが空回りしています。