二条城の庭を探索していると
竹垣を目にすることができた。
よく日本建築の庭で見られる光景だ。
とてもシンプルで
可愛らしく、日本を感じさせることもできる
素敵なフェンスだ。


この竹は、結界を意味している
日本建築に見られる「襖(ふすま)」
「障子(しょうじ)」「衝立(ついたて)」「縁側」なども、
同様の意味での「結界」である。
空間を仕切る意識が希薄な日本においては、
日常レベルでもさまざまな場面で「結界」が設けられる。
例えば、「暖簾(のれん)」がそうである。
これを下げることで往来と店を柔らかく仕切り、
また時間外には仕舞うことで営業していないことを表示する。
このような店の顔としての暖簾は、
上記の役割を超えて、店の歴史的な伝統までも象徴することとなる。
(ウキペディア参照)
私はこのとても日本的な
意味のある結界に魅力を感じる。
またそれが竹によって作られるところに
竹の違う魅力を感じることができる。
世界に竹のアートを持って出るとき
精神的な竹の魅力は大きな武器となる。