2010年11月25日

竹の結界



二条城の庭を探索していると



竹垣を目にすることができた。


よく日本建築の庭で見られる光景だ。



とてもシンプルで


可愛らしく、日本を感じさせることもできる


素敵なフェンスだ。







二条城3.jpg





二条城4.jpg




この竹は、結界を意味している

日本建築に見られる「襖(ふすま)」
「障子(しょうじ)」「衝立(ついたて)」「縁側」なども、


同様の意味での「結界」である。

空間を仕切る意識が希薄な日本においては、

日常レベルでもさまざまな場面で「結界」が設けられる。



例えば、「暖簾(のれん)」がそうである。


これを下げることで往来と店を柔らかく仕切り、


また時間外には仕舞うことで営業していないことを表示する。


このような店の顔としての暖簾は、



上記の役割を超えて、店の歴史的な伝統までも象徴することとなる。



(ウキペディア参照)




私はこのとても日本的な



意味のある結界に魅力を感じる。



またそれが竹によって作られるところに




竹の違う魅力を感じることができる。





世界に竹のアートを持って出るとき



精神的な竹の魅力は大きな武器となる。










posted by 田辺 小竹 at 22:00 | Comment(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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